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2022(令和4)年

2022.08.02

緒形恵君(99期)が関東連合産科婦人科学会総会・学術集会若手優秀演題賞を受賞

令和4年6月19日に都市センターホテルで開催された第143回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会において、教室の緒形恵君(99期)が若手優秀演題賞を受賞した。同君の演題は「PARP阻害薬の登場に伴う進行卵巣癌治療戦略の変遷についての検討」であり、本邦において卵巣癌に対するPARP阻害薬が承認されて以降、当院での化学療法レジメンがどのように変化したかを、有害事象の観点も含めて発表した。
本邦では令和1年6月にオラパリブが、令和2年9月にニラパリブが、そして同年12月にはベバシズマブとオラパリブの併用維持療法がそれぞれ保険収載された。これに伴い進行卵巣癌の治療選択肢は多様化し、現在各施設で様々な治療方針が採用されている。そこで当院において上記レジメンが導入された期間ごとに、どのような術後補助化学療法・維持療法が実施されたかを調査した。ニラパリブの登場以前はベバシズマブやオラパリブが使用できない場合は維持療法が実施されない症例があったが、ニラパリブ登場以降は全ての症例に何らかの維持療法が実施されていた。また有害事象のプロファイルも既報告と大きく変わらず、適切なコントロールによりいずれのレジメンにおいても有害事象による治療中止例は認めなかった。同君が医師になってからはCOVID-19感染拡大を受けオンライン学会が主体であった中、同君にとって今回が初めての現地開催学会での口頭発表であったが、当院でのデータを分かりやすくプレゼンテーションした。進行卵巣癌の化学療法の方針は他施設からも関心度が高いテーマであり、質の高い発表内容が評価されたと考える。
同君は本年4月に教室にて産婦人科の後期研修を開始したばかりであるが、日々多忙な臨床業務に従事しながら、卵巣癌の化学療法およびその根拠となった臨床試験について勉強し理解を深めた。今回の経験を糧に、今後も研鑽を積み、さらなる飛躍を期待したい。

緒形恵君(99期)が関東連合産科婦人科学会総会・学術集会若手優秀演題賞を受賞
(88期 吉浜智子 記)

2022.03.07

三宅温子君(95期)が東京産科婦人科学会例会 若手奨励賞を受賞

令和4年2月19日にJA共済ホールで開催された第400回東京産科婦人科学会例会において、教室の三宅温子君(95期)が最優秀演題に与えられる若手奨励賞を受賞した。同君の演題は「当院におけるMayer-Rokitansky-Küster-Hauser症候群17例の診療経験」であり、希少疾患であることから外来診療や手術手技が一般的ではないRokitansky症候群の診療における留意点について、当院で施行しているDavydov変法の手術手技、術後管理、外来フォローの3つの観点から発表した。
手術手技に関しては造腟術前の十分な腟拡張、腟腔形成時に側方の静脈叢損傷を避けること、術後管理に関しては術直後は頻回に通院し肉芽除去などを行い癒着を防ぎ、ダイレーターでの間欠的拡張に移行すること、パートナーのない症例では自己拡張を継続すること、外来フォローでは精神的成熟度に見合った情報提供、精神的サポート、ライフステージに応じた治療計画がそれぞれ重要と報告した。希少疾患であるRokitansky症候群を17例まとめて検討した報告は本邦においても最大規模であり、その診療経験を踏まえて当院で行っている工夫についてわかりやすくプレゼンテーションし、明日からの臨床に活かせる具体的な提言をしたことが評価され受賞に至ったと考える。
また、同君は育児をしながら日々の臨床業務に励んでおり、かつ妊娠中であるが、その中で時間を捻出し発表準備を進め、直前まで改善を重ねた。その努力が今回の受賞につながったと考える。妊娠出産を経て働く女性医師は当院でも増えてきており、今後のロールモデルとなるように、今回の経験を契機に同君の益々の活躍を期待したい。

三宅温子君(95期)が東京産科婦人科学会例会 若手奨励賞を受賞
(82期 小林佑介 記)




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