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2022(令和4)年

2022.09.17

木村由実子君(99期)が第402回東京産科婦人科学会例会にて若手奨励賞を受賞

2022年9月17日にJA共済ビルにて開催された第402回東京産科婦人科学会例会において、教室の木村由実子君(99期)が若手奨励賞を受賞した。同君の演題は「当科で経験した子宮頸部胃型腺癌の検討」であり、当科で経験した子宮頸部胃型粘液性癌について、臨床病理学的背景や治療上の問題点の詳細を発表した。
子宮頸部胃型粘液性癌はWHO分類第4版より子宮頸部粘液性癌の一亜型として分類されており、子宮頸癌の5〜10%を占める。HPV感染との関連が低く予後不良であることが知られているが、当科で経験した症例でも再発率が高く、再発した症例では多くで原癌死に至ることや、再発形式として全例で腹腔内播種を呈したことを報告した。また、がん遺伝子パネル検査を含め、本疾患が化学療法・放射線療法に対して抵抗性である本疾患の予後を改善するには何が必要であるかを含めて発表した。本疾患に対する関心は極めて高く、発表内容および適切な質疑応答が評価されての結果と考える。
同君は本年4月に教室にて産婦人科の後期研修を開始したばかりであるが、日々多忙な臨床業務に従事しながら、子宮頸部胃型粘液性癌について勉強し理解を深めた。今回の経験を糧に、今後も研鑽を積み、さらなる飛躍を期待したい。

木村由実子君(99期)が第402回東京産科婦人科学会例会にて若手奨励賞を受賞
(82期 西尾浩 記)

2022.08.07

椎名美季君(95期)が第74回日本産科婦人科学会学術講演会においてJSOG Congress Encouragement Awardを獲得

2022年8月5日から7日の3日間、福岡国際会議場で開催された第74回日本産科婦人科学会学術講演会において、教室の椎名美季君(95期)がJSOG Congress Encouragement Awardを受賞した。
同君の演題「Long-term oncologic outcome and pattern of recurrence of abdominal radical trachelectomy (ART): updated series of 297 cases」は、2003年から当院が積極的に行っている子宮頸がんの妊孕性温存術式である腹式広汎子宮頸部摘出術を施行した297症例について、長期の腫瘍学的予後、再発率および再発形式について、約20年間の診療経験を報告したものである。
広汎子宮頸部摘出術は、若年女性に増加傾向にある初期子宮頸がん患者の妊孕性を温存し、その後の妊娠出産を可能にする術式である。同発表の中で手術基準を遵守することで子宮を摘出する場合と腫瘍学的予後において遜色ないことを示し、それらの結果が高く評価されての受賞となった。
同君は、日々多忙な臨床業務に従事しながら、過去20年間におよぶ治療成績ついてレベユーし本術式の理解を深め、問題点・改善点を考察した。今回の経験を糧に、今後も研鑽を積み、さらなる飛躍を期待したい。

椎名美季君(95期)が第74回日本産科婦人科学会学術講演会においてJSOG Congress Encouragement Awardを獲得
(82期 西尾浩 記)

2022.08.02

緒形恵君(99期)が関東連合産科婦人科学会総会・学術集会若手優秀演題賞を受賞

令和4年6月19日に都市センターホテルで開催された第143回関東連合産科婦人科学会総会・学術集会において、教室の緒形恵君(99期)が若手優秀演題賞を受賞した。同君の演題は「PARP阻害薬の登場に伴う進行卵巣癌治療戦略の変遷についての検討」であり、本邦において卵巣癌に対するPARP阻害薬が承認されて以降、当院での化学療法レジメンがどのように変化したかを、有害事象の観点も含めて発表した。
本邦では令和1年6月にオラパリブが、令和2年9月にニラパリブが、そして同年12月にはベバシズマブとオラパリブの併用維持療法がそれぞれ保険収載された。これに伴い進行卵巣癌の治療選択肢は多様化し、現在各施設で様々な治療方針が採用されている。そこで当院において上記レジメンが導入された期間ごとに、どのような術後補助化学療法・維持療法が実施されたかを調査した。ニラパリブの登場以前はベバシズマブやオラパリブが使用できない場合は維持療法が実施されない症例があったが、ニラパリブ登場以降は全ての症例に何らかの維持療法が実施されていた。また有害事象のプロファイルも既報告と大きく変わらず、適切なコントロールによりいずれのレジメンにおいても有害事象による治療中止例は認めなかった。同君が医師になってからはCOVID-19感染拡大を受けオンライン学会が主体であった中、同君にとって今回が初めての現地開催学会での口頭発表であったが、当院でのデータを分かりやすくプレゼンテーションした。進行卵巣癌の化学療法の方針は他施設からも関心度が高いテーマであり、質の高い発表内容が評価されたと考える。
同君は本年4月に教室にて産婦人科の後期研修を開始したばかりであるが、日々多忙な臨床業務に従事しながら、卵巣癌の化学療法およびその根拠となった臨床試験について勉強し理解を深めた。今回の経験を糧に、今後も研鑽を積み、さらなる飛躍を期待したい。

緒形恵君(99期)が関東連合産科婦人科学会総会・学術集会若手優秀演題賞を受賞
(88期 吉浜智子 記)

2022.03.07

三宅温子君(95期)が東京産科婦人科学会例会 若手奨励賞を受賞

令和4年2月19日にJA共済ホールで開催された第400回東京産科婦人科学会例会において、教室の三宅温子君(95期)が最優秀演題に与えられる若手奨励賞を受賞した。同君の演題は「当院におけるMayer-Rokitansky-Küster-Hauser症候群17例の診療経験」であり、希少疾患であることから外来診療や手術手技が一般的ではないRokitansky症候群の診療における留意点について、当院で施行しているDavydov変法の手術手技、術後管理、外来フォローの3つの観点から発表した。
手術手技に関しては造腟術前の十分な腟拡張、腟腔形成時に側方の静脈叢損傷を避けること、術後管理に関しては術直後は頻回に通院し肉芽除去などを行い癒着を防ぎ、ダイレーターでの間欠的拡張に移行すること、パートナーのない症例では自己拡張を継続すること、外来フォローでは精神的成熟度に見合った情報提供、精神的サポート、ライフステージに応じた治療計画がそれぞれ重要と報告した。希少疾患であるRokitansky症候群を17例まとめて検討した報告は本邦においても最大規模であり、その診療経験を踏まえて当院で行っている工夫についてわかりやすくプレゼンテーションし、明日からの臨床に活かせる具体的な提言をしたことが評価され受賞に至ったと考える。
また、同君は育児をしながら日々の臨床業務に励んでおり、かつ妊娠中であるが、その中で時間を捻出し発表準備を進め、直前まで改善を重ねた。その努力が今回の受賞につながったと考える。妊娠出産を経て働く女性医師は当院でも増えてきており、今後のロールモデルとなるように、今回の経験を契機に同君の益々の活躍を期待したい。

三宅温子君(95期)が東京産科婦人科学会例会 若手奨励賞を受賞
(82期 小林佑介 記)




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