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2017(平成29)年

2017.05.03

飯田美穂君(87期)が第69回日本産科婦人科学会学術講演会にて優秀論文賞(女性ヘルスケア部門)を受賞

飯田美穂君(87期)が第69回日本産科婦人科学会学術講演会にて優秀論文賞(女性ヘルスケア部門)を受賞  平成29年4月13日から16日まで広島グリーンアリーナで開催された第69回日本産科婦人科学会学術講演会において、産婦人科学教室の飯田美穂君(87期)の論文Profiling of plasma metabolites in postmenopausal women with metabolic syndrome (Iida M, et al., Menopause, 2016)が優秀論文賞(女性ヘルスケア部門)を受賞した。同賞は、周産期医学、生殖医学、婦人科腫瘍学、女性医学の4部門において、年間で国内外の科学雑誌に掲載された論文のうち、厳正な審査を経て最も優秀と判断された論文の発表者に授与される賞である。同君の論文では、メタボローム解析を用いて、閉経後女性に急増するメタボリック症候群にアミノ酸代謝変化が強く関連していることを、日本人の閉経後女性において初めて報告した。これまで欧米諸国の肥満集団を対象に、肥満や糖尿病、心血管疾患とアミノ酸代謝が密接に関わっていることは数多く報告されてきているが、標準体重でもメタボリック症候群を発症する本邦のようなmetabolically obese, normal weight (MONW)の集団で、かつ閉経後女性に着目した研究は前例がなく、『女性医学×疫学×メタボロミクス』という本研究の独創性と新規性が高く評価されて、今回の受賞に至ったと思われる。今後の同君の益々の活躍と研究のさらなる展開に期待したい。
(71期 阪埜浩司 記)

2017.02.25

小林佑介君(82期)が東京都医師会の平成28年度医学研究賞奨励賞を受賞

小林佑介君(82期)が東京都医師会の平成28年度医学研究賞奨励賞を受賞  平成29年2月25日に東京都医師会館で平成28年度東京都医師会医学研究賞奨励賞の表彰式が執り行われ、教室の小林佑介君(82期)が同賞を受賞した。同賞は東京都医師会が臨床医学、基礎医学、社会医学の優れた原著論文を発表した東京都医師会員を表彰するものである。同君は平成27年にClinical Cancer Research誌において原著論文“Mevalonate pathway antagonist inhibits proliferation of serous tubal intraepithelial carcinoma and ovarian carcinoma in mouse models.” が掲載されていた。その研究内容は脂質異常症治療薬スタチンが卵巣癌の発生や進展を抑制する効果を動物実験で明らかにしたものである。また、同時に、その効果にタンパクのプレニル化に関わる経路が関与している可能性や、アポトーシスやオートファジーといったプログラム細胞死により引き起こされていることも報告されていた。同君の研究内容はこれまでにも各学会や新聞報道でも注目されているが、医師会という地域の医療・介護・福祉に寄り沿う公益団体からも評価されたことから、今後の同君の益々の活躍と実地医療への研究成果の還元が期待される。
(71期 阪埜浩司 記)