産科

体外受精

タイミング法や人工授精が精子を女性の体内に入れて体内で受精が起こるのに対して、体外受精は採卵処置で取り出した卵子と精子を体外環境で受精させて培養する技術です。

体外受精は、以下の5つのステップで行われます。
卵巣刺激 → 採卵 → 体外受精・顕微授精 → 胚培養・胚凍結 → 胚移植 → 妊娠確認

体外受精は、以下の5つのステップ

それぞれのステップについて解説をします。

① 卵巣刺激

自然周期では1周期に1つの卵子が排卵しますが、体外受精では妊娠の可能性を高めるためにできるだけ多くの卵子を得ることを目指します。当院では、アンタゴニスト法、ショート法、ロング法、PPOS法、低刺激法(クロミッド法)など多彩な卵巣刺激法に対応しています。刺激法によって薬剤の自己注射が必要となることがあります。導入時には看護師からの注射指導を行います。卵巣刺激には10~14日間かかり、その間に5~7回の受診が必要となります。

② 採卵

十分に卵胞の発育が確認できたら、卵子の最終成熟を促すトリガーとなる注射を夜間に注射し、翌々日の午前8時40分~11時の早い枠から順番に採卵の予約を取ります。採卵処置は経腟超音波を用いて膣壁から卵巣へ針を刺すことによって卵胞を穿刺し、中の卵子を吸引・採取します。
採卵時には静脈麻酔を使用するため痛みや不快感はありません。

③ 体外受精・顕微授精

体外受精では精子と卵子を同じディッシュの中で培養することによって受精を促します。このやり方は、コンベンショナルIVF(conventional IVF)やふりかけ法と呼ばれます。コンベンショナルIVFで受精率が悪い場合や、精子の所見が良くない場合には、顕微授精という方法で受精します。

④ 胚移植

体外受精後に培養し、初期胚(3日間培養)もしくは胚盤胞(5-6日間培養)になった受精卵を子宮の中に戻すことを胚移植といいます。子宮の中に精子を入れる人工授精と似たような処置で、痛みなどはほとんどありません。受精卵の保護のために、カテーテルを入れてから受精卵のスタンバイをするため人工授精より数分所要時間を要します。一般に、胚移植あたりの妊娠率は20~40%と言われていますが、年齢によっても大きく異なります。

⑤ 妊娠確認

胚移植後7~14日後に外来にて採血をして妊娠ホルモンであるhCGの量を測定します。hCGが検出されれば着床が起こったというしるしです。残念ながら着床が確認できなければ、次回の治療内容を相談します。

当院における体外受精の費用については費用のページをご確認ください。
体外受精についての詳しい内容は体外受精説明会の動画をご確認ください。

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